襖(フスマ)黒雲龍図
幅3.7m、高さ1.85mの黒雲龍図 迫力のある四枚建てのフスマで構成しています。引き手も龍をモチーフしています。
天井と床の間の壁は、藁を練り込んだ和紙を、紺色と赤と緑で、色を変えて貼り分けました。
障子
吉野の赤杉で作った擦り上げ障子と書院。吉野の赤杉は最高級素材、障子桟は横シゲにしました。
紙は、手漉きの「本美濃和紙」ユネスコ無形文化遺産登録されています。すべてが自然、まさに「陰翳礼讃」
楮の靱皮繊維が、外の強い光を、和かく細かく乱反射させながら畳に落としていきます。
襖(フスマ)
四枚建てのフスマですが、あえて4枚とも柄をかえました。図柄は、いずれも竹久夢二のグラフィックデザインです。
左から、イチョウ、ナシ、ツバキ、リンドウです。趣味のいい草花のモチーフは大正ロマンを感じさせてくれます。
銅製の「千鳥」の引き手が際立ちます。
6帖の和室を改装(壁4面とも壁紙を貼り分け)
・オレンジ色の「プリーツスクリーンリーン」 と「竹柄の壁紙」の奥にはウォークインクーロゼット
・「大きな桜の木」の柄のピンクの壁紙と赤い透かし和紙調のプリーツスクリーン
・天井は、天然繊維の「紙布を千鳥貼り」した青の壁紙とレーヨン紙の織物の赤の壁紙
襖(フスマ)
あえて「引き手」を外すことで大スクリーンにした4枚建ての襖
作業所の貼替え(耐久性のある素材で、貼り分け)
・「大きな笹柄」の壁紙と「寄せ木柄」の壁紙で貼り分け 引っ掻き傷に強い「強化ビニール壁紙」
・「木目柄」の床は、40年耐久、10年間ワックス不要のビニールシート
・軽くて、開け閉めの楽な、半透明のアクリル「間仕切り」スライドドア
和室を改装:(天然の素材を使った壁紙で貼り分け)
・「藁を込めた和紙」の赤い色の壁紙、天然木を「象眼」にした壁紙、「竹久夢二(たけひさゆめじ)」の画の壁紙の地袋
・周囲は「漆喰を練り込んだ」白の壁紙、天井の茶色の壁紙は「天然の紙布」
小さくてもインパクトのあるオフィスに(上質でコンテンポラリーな壁紙の貼り分け)
アルミニウムを蒸着させた壁紙、フロッキー加工した壁紙
床は、タイルカーペットをデザイン貼り、スイス製のデスクとチェアー
掛け軸と和額
奥の和額は、和紙に直接、桔梗を手書きしたもの。手前は歌切(うたぎれ)をはめたた台貼(だいばり)表具。
一文字に風袋(ふうたい)の典型的な三段仕立て
表具の道具
伝統的な表具の道具の一部。包丁は安来鋼(ヤスキハガネ」切れ味の鋭い白鋼、
刷毛は6寸の羊毛のつけ回し刷毛、狸毛の水刷毛、シュロのこわなぜ刷毛、極細ナイロン刷毛